きしろ心理相談室のモットー


ホームページのトップ画面に、私達の考えるモットーを掲載しました。

「家族や社会と関わりながら、自分として生きてゆくこと」、そのための心理相談室でありたいと考えています。

私達は、人、社会と関わりなしに生きていくことはできませんし、そこから得ることもとてもたくさんあります。もう一方で「自分」を生きていること、この手応えが得られなければ人生はどこか満たされぬ感が拭えないことでしょう。「自分」を生きることで、初めて「他者」と出会うことができる、とも言えるのではないでしょうか。「自分自身」として生きている個人を大切に、そしてその個人が他者、社会と関わりながら現実を生きることを大切に、そのように考えたモットーです。

ここに今いる自分自身は、いやおうなしに人との関わりを生きる中である考え方、感じ方、価値観、規範、をつくりあげてきました。それまでなんとかやってきた自分が、ある時にどうにも上手くいかなくなったり、八方塞がりの気持ちになったり、あるいはこれまでもずっとやりずらさ、生きずらさを感じていたり。そのようなことは誰しもあることです。そして、その時を乗り切るやり方も、人によって様々かと思います。人との出会いだったり、一冊の本との出会いだったり、偶然耳にした一言だったり、思いもよらない出来事だったり、その重なり合いを日々生きる中でなんとなく自分の心の中に少しずつ腑に落ちていくということがあります。

カウンセリングを受けることは、まだまだ日本では勇気がいることでしょうし、敷居も高いことなのだと思います。何にどう役に立つかも定かではない、という方が多いと思います。それを今後この場を使ってご説明していきたいと考えています。そして、これまでのあり方、やり方が立ち行かぬと感じた時に、カウンセリングが役に立てられる一つの選択肢となれればと思います。

今年も自然が猛威を振るった夏が過ぎ行きます。季節は変わっても、まだまだ被害により過酷な日々を送っておられる方が多くいらっしゃると思います。心よりお見舞い申し上げます。