やはり怖いインフルエンザ 

今年もインフルエンザが猛威を振るう季節がやってまいりました。ちょうど今朝、今年もインフルエンザにかかる方の数が急増してきている、というニュースを耳にしたばかりです。

やはり怖いインフルエンザですが、かからないためにはどうしたらいいでしょうか?

毎年11月ごろから発生し始めて、1月〜2月にピークを迎えるインフルエンザですが、毎年1000万人もの人がインフルエンザを発症しています。風邪に比べて重症化することも多く、命の危険にもつながりかねないインフルエンザを予防するために何ができるのか考えて行きましょう。

予防接種の効果は?

インフルエンザのワクチンを打つことはインフルエンザ予防に有効です。だだし、全ての感染を防ぐことはできません。50〜60%の発症を予防し、80%の死亡を阻止する効果があると報告されています。

つまり、「インフルエンザを予防する能力は完全ではなく、予防接種を受けたからといって、インフルエンザにかからないわけではないが、かかったときに重症化することを防ぐ」というものです。

まずインフルエンザにかかりにくくなるということでも予防接種を受ける価値はありますし、重症化が防げるという効果は高齢者・小児に対しては非常に重要です。インフルエンザを予防しようとする時に、まずワクチンは基本中の基本なのです。

日常生活で気をつけること

まずは人混みをなるべく避けることです。インフルエンザは飛沫感染という感染様式で移ります。これは咳やくしゃみの中にウイルスがいてそれを吸い込むことで移る、ということです。人がたくさんいるところほど感染のリスクが上がるので不用意に人混みにいくことは避けましょう。またマスクの着用も重要です。また外に出たらこまめに手洗いうがいすることが大切です。

冬は乾燥しやすく喉の粘膜も乾燥の影響を受けます。加湿器などを使い湿度を保つことも予防に役立ちます。この加湿という意味でもマスクは有用です。喉の乾燥を防いで粘膜での防御機能を引き上げてくれます。

日頃の生活習慣の見直しも効果的です。不規則な睡眠時間や食事は体の抵抗力を奪います。健康の基本はやはり適切な生活習慣です。

冬に多くなるインフルエンザですが予防策をしっかりしていればある程度防ぐことも可能です。適切な予防策でインフルエンザにかからずに、冬を乗り切れるとよいですね。