大雪(たいせつ)

いよいよ今年も最後の月、12月に入ってもう7日目になりましたね。空気がいっそう冷たくなっていくのを日々実感します。

紅葉で彩られていた木々も葉を落として冬支度をしているようです。軒先に渋柿を吊るして干し柿を作っているお宅もところどころみかけます。干し柿づくりも冬ならではの光景ですね。そのままでは渋くてとても食べられない渋柿も、皮を剥いて干し柿にすると、とっても甘くなります。砂糖を一切使っていないとは思えないほどです。古くから、「和菓子の甘さは干し柿をもって最上とする」と言われていて、今でも甘さの目安にされているようです。奥深いですね。

テレビやラジオの天気予報では、「西高東低の冬型の気圧配置が…」、なんていうフレーズをよく聞くようになりました。何の気なしに見ていても、毎日耳にしていると自然と覚えてしまいますね。初雪の便りもあちらこちらから聞こえて来ています。もうすぐ冬も本番ですね。

今日、12月7日は二十四節気のひとつ、大雪です。大雪と書いて「たいせつ」と読みます。

二十四節気(にじゅうしせっき)という言葉も、天気予報などで時々耳にしますね。

国立天文台によると、「二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められている。」のだそうです。太陽の動きと関係しているようですが、こう聞くとなんだか難しそうです。

とても簡単にいうと、1年を春夏秋冬の4つの季節に分けて、さらにそれぞれを6つに分けたものということになるでしょうか。旧暦では1年を24に区切って季節を細かく表していました。大雪は旧暦の11月節で、雪がいよいよ降り積もってくる頃という意味だそうです。旧暦を使っていた頃は今よりも雪が早く降りはじめていたのでしょうか。

今年は大雪のころになっても20℃を越えるような暖かい日があったり、とても寒い日があったりと、気温がジェットコースターのように毎日変わっています。体調管理にもいつも以上に気をつけて過ごしたいですね。