寒くなってきました

 今年の夏の暑さが嘘だったかのように、あっという間に寒くなってきて、外出時にはコートやジャケットが手放せなくなってきました。朝、布団から出るのも『寒くて嫌だなぁ』とお感じになる方も多くなってきたのではないでしょうか。

 夏場ほど汗をかかなくなり、着替えや洗濯の回数は減りますが、洋服一枚一枚は分厚くなりますし、寒いとどうしても億劫さが増したり、体が動きづらかったり、身支度に時間がかかる…ということも増えてくるような気がします。(洗濯の回数は減っても、乾くのに時間がかかったりもしますし…)。 

 太陽の出ている時間も短くなりますし、全体的に薄暗い時間も増えて、なんとなく、憂鬱だったり、気分がどんよりする、ということも起こりやすくなる時期だと思います。

 そんな、何かと嫌われがちな『寒さ』ですが、一方で、寒いからこそ、の楽しみや良いこともあるように思います。

 雪遊びや、スキーやスノーボード、その他のウィンタースポーツなどをされる方は、これからが本格的なシーズンでしょう(これは、最近は年中できる施設もあるみたいですが…)。

 日々の食卓や生活の中では、お鍋やおでん、温かい飲み物などにホッとする、というささやかな楽しみもあると思います。

 ホッカイロや、お気に入りの帽子や手袋など、この時期ならではの『体が温かくなる』アイテムもありますよね。

 寒いところから暖かいところに移動しただけでも、ホッと一息、嬉しくなったりすることもあると思います。体が温かくなると、こころも温かくなると言いますか…。

『寒い』は不便なだけでなく、寒いなりの楽しみもあると思いますし、小さいけれど温かい、『ホッとする』瞬間を思い出す機会も、もたらしてくれるように思います。

 ちなみに相談室では、気温が低くなると切り花の持ちが良くなります。(どうしても暑いと、お花が早く枯れてしまうんですね…)。

 お花が長生きしてくれると、ほんの少しですが、嬉しい気持ちになります。お花を目にする度に、『あ、まだ元気にしてくれているな』と、ちょっとホッとします。

 そんなささやかなことですが、これから来る冬の寒さや憂鬱さを、少しでも軽減してくれるポイントのように思います。そんなホッとする瞬間が少しでも多く、見つかりますように…。