認知症予防

先日、『認知症予防には音楽の演奏をすると良い』ということを、TVでやっていました。

何でも、脳のいくつもの部分を同時につかう作業だから、だそうです。

『認知症予防学会』というものがあって、今まで別々にされていた何十もの研究の結果をまとめて、本当に効果があるかどうかを検証したそうです。そして、『音楽の演奏をする、ということは認知症の予防に本当に効果がある』という結論になったそうです。すごいですね。

認知症は今、進行を遅らせるためのお薬もありますし、予防効果のあることなどもずいぶん知られるようになってきました。

『音楽』もそうですが、『適度な運動』や、『手を使った細かい作業』、『適切な食生活』などは以前から言われてきていることです。

人によってお好みや興味関心は違うでしょうから、全員が『地元のオーケストラに入る』という訳にはいかないと思います。

でも、運動が嫌いな人でもウォーキングやショッピング、ガーデニングだったら楽しめるかも知れません。

『音楽』には縁がない、とおっしゃる方でも、ご家族やお友達とのカラオケなら楽しめるかも知れません。

『塗り絵なら何も考えずにできて楽しい』、という方もいらっしゃれば、『そんなのはつまらない、ネットで囲碁や将棋の方が楽しい』、と言う方もいらっしゃるでしょう。

パソコンの得意な方も、『そういう機械はちょっと苦手だわ、ご近所でお話しする方がよっぽど良いわ』と言う方もいらっしゃるでしょう。

その方のお好みと、生活の中で可能な範囲で、『身体を使うこと』、『手先を使うこと』、『脳を使うこと』を取り入れて行かれると良いと思います。少しでも良いので何かされていれば、まったく何もされていない時とは違いが出てくると思われますので、できるところ、お好きなこと、興味をもてるところから始められたらよいのではないでしょうか。

また、定年後などに新しいことを始める楽しみもありますが、もっと若いうちから始めておくことも良い、とも言われているようです。

もしお時間があれば、今から何か新しい趣味や活動を探したり、始めたりしてみませんか?