1年の終わりに

 ハロウィンが終わった途端にクリスマス一色となり、あっという間にクリスマスが過ぎ去ったと思いきや、息つく間もなく年末やお正月を迎える時期になっていました。今年は特に時間の流れが早いように感じますが、きっと去年もこんな感じに過ごしていたのでしょうし、おそらく来年も同じような感覚に陥るのだろうな……と、遅れて年賀状を書きながら思っております。
 振り返ってみると、コロナウィルスがさらに生活に根付いた年だったように思います。コロナ関連の速報を見ても、自身の反応が鈍くなったように感じられ、慣れなのか、諦めなのかよくわからない感覚になります。ソーシャルディスタンスもマスク生活もすっかり身につきましたし、悲しいかな遠出や集会を避ける日々にもすっかり慣れてしまいました。
 仕事柄、講習や学会によく参加していたのですが、ウェブ配信やアーカイブ配信がすっかり定着して、家の中で身支度をせずとも勉強ができるようになりました。目まぐるしい整備に驚くと同時に、とてもありがたいなあと思っています。旅費や移動時間もまあまあかかりますから、いい節約になりますね。ただ一方で、都心に出たり地方へ足を伸ばしたりして、隙間時間に観光や土地の美味しいものを楽しむことが密かに好きでしたので、それができなくなった寂しさもあります。動かずにいられる楽さは科学の進歩の賜物と受け取りつつ、やはり違う場所の空気を吸って刺激を得たいものです。
 積極的な遠出ができるまでもう少しかかりそうですが、確実にそれができるようになる日は近付いているように思えます。年明けと共に明るい兆しを得たいところですね。
 もうクリスマスは過ぎ去りましたが、心理相談室の玄関の飾りがとても可愛らしく、見かけるたびにこにことしておりました。
 今年も皆様のご利用、どうもありがとうございました。
 来年も、より皆様のニーズにお応えできる心理相談室を目指し、一同精進して参ります。
 どうぞ宜しくお願い致します。
 皆様にとって良い新年であること、心よりお祈り申し上げます。