カウンセリング

カウンセリングの種類

*実際的な流れ、ご相談内容についてはブログ「カウンセリングとは?」をご参照下さい。

◆申込後はまず初回面接を受けていただきます。ご相談事項をじっくりお伺いし、ニーズに合ったカウンセリングや認知行動療法をご案内いたします。(50分・11,000円(税込))

◆標準的なカウンセリングは、定期・継続カウンセリングです。ご相談の内容に沿って、カウンセリングの目標を立て、じっくりとお話しをお伺いしながら解決へと向かいます。

◆ご相談内容により、認知行動療法が適切である場合には、ご希望により短期・回数限定の認知行動療法をご案内いたします。

カウンセリングの流れ(一例)

  • STEP1
    初回面接
    ご相談内容やこれまでの経緯について詳しくお聴きします。
  • STEP2
    アセスメント面接
    問題の整理、その後の進め方、方針を決めるための面接を行います。
  • STEP3
    継続面接の開始
    方針等について合意がなされれば継続面接を開始します。

私たちがおこなっているカウンセリング・心理療法について

精神分析的心理療法

精神分析的心理療法というと、堅苦しい響きがありますが、特別に難しい心理療法ではありません。また、『精神分析』という言葉から想像されるような、カウンセラーが相談者の心を一方的に分析するものでもありません。

『ご自由にお話ししていただくこと』が、この心理療法の基本となります。その中でカウンセラーはその方の『気持ちや体験』に特に注意を払いながら、お話を聞き、言葉を返していきます。

そのようなやり取りを通じて、ご相談にいらした方が、ご自分の『心の中』にあるものを言葉にし、ご自分に対する理解を深めていくことをお手伝いする心理療法です。

ゆっくりとした変化ですので、時間がかかりますが、本質的な変化を求める方に向いている心理療法だと思われます。

認知行動療法

認知行動療法は、ご相談いただいた方の自助力(セルフヘルプ)の回復や向上を目的とする、問題解決型の心理療法です。

相談者が今現在抱えている問題の全体像をカウンセラーが一緒に理解した上で、具体的な目標を立てて、目標達成のために様々な技法を用いることがその特徴です。

スモールステップで一段階ずつ目標を立てて、実行していただき、段階を追いながら最終的なゴールに到達することを目指します。問題の範囲が限定されている場合や、具体的な対策を立てて取り組みたい場合に有効な方法です。

うつや不安などに効果がでやすいとされ、職場復帰の際などに多く用いられています。

また、不眠がカウンセリングで改善する、というと驚かれる方が多いのではないか、と思います。事実これまでは、不眠症の治療は睡眠薬を中心とした薬による治療が主流でした。
しかし、最近では生活習慣を整えるよう指導をしたり(生活指導)、不眠に至りやすい「悪いクセ」を修正する認知行動療法を行うことで不眠を改善させることが出来るようになりました。

不眠症で悩まれている方は、是非、ご相談ください。

*不眠症の原因としてうつ病や躁うつ病、発達障害、注意欠陥多動障害などがある場合は医師による治療が必要な場合があります。また生活指導や認知行動療法で改善しない場合も、医師による薬を使った治療が必要な場合があります。そのような場合はきしろメンタルクリニックをご紹介いたします。

家族療法

家族を対象とした心理療法です。この療法は、家族一人ひとりが互いに影響し合うひとつのシステムとして考えていき、そこに生じた問題がひとつの原因に起因するものではなく、互いに影響を与え合っているという観点からアプローチをする療法です。

複数の家族メンバーにいらしていただいて、その間で何が起こっているかの理解を深めることを通して、どのような方法でそれらを改善できるかを考えていく方法です。

子どものプレイセラピー

大人と違って、言語や認知などがまだ十分に発達していないお子様の治療に用いられる、遊びを利用した心理療法です。

具体的には、おもちゃやクレヨン、紙、ゲームなどの道具を使って、子どもと交流していきます。

プレイセラピーのやり取りの中で、一緒に遊び、「楽しかったという成功体験」を共有したり、交流を積み重ねていく中で、そのお子様の成長を促していく心理療法です。

その子なりに『自分』や『他の人』のことを理解できるようになる、自分を振り返る余裕を持つ、自分自身をコントロールできるようになるなどの効果が期待できます。

発達に関するご相談

すでに成人された方の中で、発達障害かもしれない、という方のご相談にも応じております。

『得意・不得意の差が激しい』、『人と上手くコミュニケーションが取れない』、『職場で上手くいかない』などの特徴に対して、必要な心理テストなどを行い、幼少時のご様子をお聞きしたりしていく中で、ご自分の特徴を知っていただき、どのようにしていったらよいかをご一緒に考えます。

これらの心理療法はあくまでも典型的な例であり、一人ひとりの状態にあわせて、その方に最もふさわしいと思われるアプローチを、ご一緒に選択していきます。その他のことでもどうぞお気軽にご相談ください。